ENGLISH for Japanese

先日、英語の民間試験が延期されたことが大きなニュースになりましたね。個人的にはその決定は良かったと思っています。英検ニ級を持っているのに、システム上英検準二級を受けないといけない生徒さんの話を聞いたとき、どう考えても効率の良いシステムとは思えなかったので。。民間試験の導入することについても、英検はわかるとして、TOEFLやIELTSなどの難易度が日本の高校生(今後アメリカや英国に留学を考えている方以外で)に果たして向いているのかという疑問もありましたし、これらの試験を導入することを決めた人たちはTOEFLやIELTSを自らが受験して民間の試験として適しているという判断をしたのかということも疑問でした。

同時に日本の英語教育がこのままでいいとは全く思いません。最新の調査では、100の非英語圏の中で日本人の英語力は53位。前回の調査の49位からさらにダウンしています。ちなみにお隣の韓国は38位で、中国は40位。シンガポールに至っては5位です。これからどうすれば発信力のある英語を英語学習者が身につけることが出来るかということは日本の英語教育にとって大きなテーマだと思います。英語教育に携わる端くれとしても真摯に考えねばいけない課題だなと思っています。